翻訳の仕事についての情報です。

翻訳は日本語の問題でもある

私の妹は、語学、とくに英語が得意で通訳ガイド、英検一級などの資格を持っている。
大学を出たばかりの頃は、翻訳の仕事をしていたが、数年後に翻訳の仕事はとてもむずかしいのでと、通訳専門の仕事にかわった。
妹によると、翻訳のむずかしさは英語ではなく、日本語にあるという。
例えば、日本語だと、「私は」と「私が」は同じように使える。
妹は英語から日本語に訳すとき、どちらを使おうか、悩んでしまうことがよくあって、そんな時間がいもったいなくなってしまたのだそうだ。
知り合いのフランス人は高校時代に交換留学生として日本に1年留学、日本人家族と生活を共にした。
帰国後は大学で日本語を専攻した。
そして大学院で再び日本に留学している。
その彼でも、時々「えっ」と思うような日本語をしばしば使う。
敬語に関してである。
日本語は本当にむずかしいと思う。
翻訳をする人は大変だと思う。
翻訳された書物を読むとき、あまりにもこなれていない日本語だと、その本を読むのがいやになる。
翻訳をする人は日本語の達人であってほしい。