翻訳の仕事についての情報です。

語学力を活かして翻訳をする

最近はグローバル社会になり、外国語が堪能な人が増えてきました。外国語を使った仕事をしたいと思う人も増え、現在そうした仕事の需要もますます高まってきています。中でも人気を集めているのが翻訳です。これはデスクワークですし、外国人とのコミュニケーションが苦手な人などが志願することが多いです。また、本が好きな人などは、自分で文章を書くこともできるし、本に名前が載ることができるというメリットも考え、翻訳家になるために熱心に勉強している人も多いです。では、どうしたら翻訳の仕事につくことができるのでしょうか。まずは、語学の勉強をしっかりすることです。英語なら中学生の頃から真面目に取り組み、大学生になってから第二外国語としてフランス語や中国語を学ぶのであれば、決してその授業はさぼらず真面目に受けるべきです。また、大学の学部は文学部への進学が望ましいでしょう。翻訳は、語学力だけでなく文学力のセンスも問われます。小説を、逐語訳した説明文口調の文章にしてしまっては味気ないものです。原文の主題に合わせた、豊かな文章、豊富な語彙力、そして何より、長い文章を書き続ける根気が求められます。更に、原文が書かれた国の文化を知っていないと困難に陥る可能性もあります。訳しながら注釈を書くといったことも多いためです。しかし、大学の授業は全ての学生のニーズを満たすように作られているわけではありません。特に、その言語にあまり強くない大学に進学した場合などは、専門的な勉強をしたくてもできないかもしれません。そんな時は、語学学校に通うことが勧められます。この場合の語学学校は、海外に留学して行くものではなく、日本にある塾のような語学学校を指します。最近の語学学校はバラエティに富んでおり、大学院進学や資格試験の合格など、あらゆる目的に対応したカリキュラムが組まれています。その中でも、翻訳専門のクラスがあり、語学力はもちろん、いかに自然で美しい日本語に変えられるかを、徹底的に指導してもらえます。仕事にしていくだけの自身がついたら、次は実際に資格を取ります。翻訳家としての試験を受け、合格したらどこかの出版社に所属します。いきなりフリーで活動するのはきついため、最初は会社に属して実務経験を積むことになります。語学の勉強にゴールはありませんから、プロになっても試行錯誤の毎日でしょうが、大好きな語学を仕事にする生活は、大変実りがあるものでしょう。