CMSのメリットの一つがカスタマイズ性の高さです。ニーズに応じてカスタマイズすることができるという点では優れていると考えられます。最近ではオープンソースのものがたくさんあります。オープンソースであればソースコードを見ながら変更したい箇所を自分で変更していくことができます。この点で優れているのです。しかし、多くの人は難しいという理由で躊躇するようです。確かに、最近ではCMSをカスタマイズするために、サーバーサイドスクリプトやデータベースの知識がある程度は必要となります。新たに全てを構築するほどの知識は必要なくても、基本的な理解は必要でしょう。細かい部分を専門家に依頼して変更してもらうという方法をとることは可能です。しかし、その場合にはコストがかかるという点に注意しておかなければなりません。自分でするためには知識が必要となり、自分でしないのならコストが必要となるということです。ただ、この点も実はそれほど気にする必要はありません。最初のうちは少し戸惑うかも知れませんが、ユーザ数の多いものを選べばそれほど困ることはないのです。なぜなら、ウェブサイト上に様々な情報が掲載されているからです。オープンソースのCMSを利用すれば、当たり前ですがサポートのサービスはありません。商用のものを選んでおけばサポートを利用しやすいと考える人は多いでしょう。しかし、これは必ずしも正しくはないのです。オープンソースだからこそインターネット上に様々な情報が掲載されています。多くの人が使っているものであれば、やはり多くの人が情報を公開しています。また、Q&Aサイトなどでも様々な質問が掲載されていますから、これらを利用するとサポートが充実している商用CMSを購入するのと同じようなものです。ですから、CMSを利用するのなら、ユーザの多いものを利用するのが良いと考えられます。現在ではワードプレスはもっとも基本的なものだと言えるでしょう。次いでムーバブルタイプとなります。ほかにも有用なものはありますが、現在のところはこの2つが基本的なものだと考えられます。実際に運用をしてみなければ分からないという人も多いでしょう。その場合には小規模なものを運用してみるのもよい方法です。サーバサイドスクリプトやデータベースを利用するだけであれば、月々数百円程度のコストで済む場合が多いです。これらを活用して運用してみれば、不具合も見つけやすいでしょう。