翻訳の仕事についての情報です。

翻訳サービスの利用について

インターネットで情報を探していると、英語のページにたどり着くことが少なくありません。しかし、我々日本人にとって英語の文章を速く正しく読み解くことは簡単ではありません。特に専門性の高い情報の場合、普段の生活では聞く事の少ない言葉や言い回しが多く、知っている単語だと思っても実はまったく意味の違う専門用語だということもあります。ビジネスで素早く情報を得る必要のある場合、ゆっくり内容について調べる時間はありませんし、流し読みをして意味を取り違えてしまうことは命取りです。web上には、英文や英語サイトを丸ごと自動翻訳してくれるサービスが多くあります。少し前までは、結果は機械で無理やり訳したぎこちない文章でそのまま利用するにはまた改めて読み解く労力を要するようなことも少なくありませんでした。ですが、最近では各種自動翻訳サービスの精度が非常に上がっており、細かい言い回しも綺麗に反映されてかなり自然な文章を得ることができるようになってきました。ちょっとした英文を参考程度に訳したい場合にはこれら自動のサービスで十分でしょう。しかし、各サービスにもそれぞれ癖があり、それぞれのサイトで同じ文章を訳させてみると意外と異なった結果になります。口語的な文章や専門的な硬い文章など得意不得意がありますので、いくつか訳し比べてみて目的に合った結果が得られるようなサイトを探す必要があります。各自動翻訳サービスもかなり精度が上がってきているとはいえ、専門性の高い文章や長い文章、特にカンマ(,)の多用された文章ではまだまだ良い結果が得られるとは限りません。もしあなたがビジネスで和訳が必要で、長文を読み解く時間も無いというなら料金を払ってプロの翻訳家が訳してくれるサービスを利用するのも選択肢に挙がるでしょう。24時間対応で英訳1文字2.6円~8円程度の料金設定が多く、200文字~400文字なら最速15分~30分程度で納品されるようです。各有料サービスでは、webサイトでの見積もりや問い合わせの必要性の有無、最低注文金額などの違いがあります。また、頼む文章の長さや専門性の高さなどによって納品スピードが変わってきますので、目的にマッチしたサービスを探す必要があります。人間による翻訳サービスには当然料金がかかりますし、自動翻訳サービスのような即時性はありませんが、人間が丁寧に前後のコンテクストを踏まえた上で綺麗な文章に仕上げてくれますので、自ら修正する必要がないというメリットがあります。予算や時間、専門性や利用者自身の英語の能力などによって、有料サービスの利用も考えると良いでしょう。